世界的な大ブレイクを果たした黄色いアニマル柄のエンターテイナー・ピコ太郎。公式な設定上、古坂大魔王は「ピコ太郎のプロデューサー」であり、ピコ太郎自身は「千葉県出身のシンガーソングライター」という関係性を貫いています。バラエティ番組等でも「あくまで別人」という体裁を取りながら、巧みな掛け合いで笑いを生み出す姿勢は広く知られています。
PPAPの誕生は、自宅のこたつで音楽制作ソフトをいじっていた際に偶然生まれたフレーズとビートの組み合わせが発端でした。制作費わずか約10万円、わずか数分の思いつきからスタートした動画が、ジャスティン・ビーバーのSNSシェアを機に瞬く間に世界へ拡散。日本人として数十年ぶりに米ビルボード「Hot 100」にチャートイン(77位)し、「世界で最も短い楽曲」としてギネス世界記録にも認定されました。
この成功は単なるラッキーパンチではありません。古坂大魔王が長年研究してきた「短尺で中毒性のある電子音楽のループ」と「言語の壁を超えた直感的なナンセンスギャグ」が見事に融合した、極めてロジカルなバイラル・マーケティングの結実でした。