「なめたらあかん〜」の強烈なフレーズがテレビ画面から飛び出した瞬間、日本中のリビングに電撃が走った。一度聴いたら忘れられない中毒性の高いメロディ。演歌のソウルを宿した伸びやかな声量。あのキャッチーなフレーズは、瞬く間に子どもの間で流行語となり、老若男女の記憶へ深く刻み込まれることとなった。
CM総合研究所が発表する各種好感度調査でも、この映像表現は常に上位を独占。静かなトーンで「のどをいたわる」訴求が主流だった当時の製品広告にあって、パワフルかつコミカルにメッセージを叩き込む手法は、まさに異例中の異例だった。CMソングとしてのお茶の間への波及効果は想像を絶するものがあり、広告表現の歴史を塗り替えたといっても過言ではない。