家庭菜園愛好家にとって、種が赤く完熟した瞬間は「翌年の種取り(自家採種)」の絶好のチャンスです。ただし、栽培の背景によって対応が分かれます。
■ 自家採種を行う場合の鉄則
赤く熟した種を取り出し、果肉とゼリー部分を水できれいに洗い流します。ぬめりを完全に落とした後、風通しの良い日陰で1週間ほど乾燥させ、密閉容器に乾燥剤とともに入れて冷暗所で保管すれば、翌年の春(4月〜5月頃)に播種して新たな苗を育てることが可能です。ただし、市販の「F1品種(一代交配種)」の種から育てたゴーヤの場合、翌年は親と同じ形質・収量が得られない点には留意してください。
■ 完熟ゴーヤをおすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
【完熟ゴーヤの活用をおすすめできる人】
・ゴーヤ特有の苦味が苦手な子どもや高齢の家族がいる家庭
・家庭菜園で収穫期を逃し、フードロスを出さずに美味しく消費したい人
・リコピンや不飽和脂肪酸などの抗酸化・代謝系栄養素を積極的に補給したい人
【青いゴーヤを維持すべき人】
・ゴーヤチャンプルー特有のガツンとくる苦味とシャキシャキした硬い歯ごたえを求めている人
・長期間の常温保存を前提として食材ストックを管理したい人(完熟果は日持ちしないため、2〜3日以内の消費が必須)