学校の体育館に鳴り響く「ドレミファソラシド」の電子音(20mシャトルラン公式CD音源)。現場で測定に立ち会う体育教員や生徒たちの証言によると、集団脱落が発生する「魔のタイミング」には明確なパターンがあります。
20mシャトルランの音源は、開始当初の「レベル1(時速8.5km・1往復約8.47秒)」からスタートし、約1分ごと(約7〜8往復ごと)に音と音の間隔が0.5km/hずつ短縮されていきます。
多くの生徒が最初に息苦しさを感じて脱落し始めるのが「レベル7〜8(約40〜50回付近)」です。この段階で時速は11.5〜12.0kmまで加速し、ジョギングペースから明確な中距離走ペースへと移行します。さらに、「レベル11〜12(約80〜95回付近)」では時速13.5kmを突破し、多くの生徒が足の乳酸蓄積と酸素不足によって足が止まります。現場観察のデータによれば、脱落者の約8割は「走力不足」ではなく「序盤のスピードの出し過ぎによるオーバーヒート」が原因です。