宮沢りえの人生を振り返る上で、10代で経験した大相撲の貴乃花光司(当時は貴花田)との婚約と、その後に訪れた衝撃的な破局劇を外すことはできない。日本中が沸き立った世紀のカップル誕生から一転、世間の過剰な過熱報道と複雑な事情に翻弄された経験は、若き日の彼女の心に大きな傷痕を残した。
その後、実業家との最初の結婚と離婚、一人娘の出産という人生の荒波を経て、彼女は人間としての深みを増していった。愛することと傷つくこと、そして守るべき存在を持つことの意味を知ったからこそ、森田剛というかけがえのない伴侶と出逢った際、確信を持って再婚という選択肢を選ぶことができたのだろう。