今回のプロジェクトが異例なのは、制作のバックボーンにもある。K-POPカルチャーを世界へ送り出してきた韓国のエンターテインメント巨大企業SM Entertainmentが、企画段階から深く関与しているというのだ。日本の誇る東宝株式会社と、韓国エンタメ界のパイオニアである同社がタッグを組むという事態は、旧来の映画製作の枠組みを根底から覆す試みと言える。
音楽プロデュースや映像美の構築において、SM Entertainmentが持つ先進的なクリエイティブノウハウが惜しみなく投入されている。日韓のメガカンパニーが手を組んだグローバル戦略は、単なる合作映画の領域を完全に超えている。アジア発のコンテンツが世界市場をいかに制覇するか、その試金石となることは間違いない。