東京を中心とする関東エリア(1都6県)のキー局・TBSでは、長年にわたり『ごぶごぶ』のレギュラー放送が行われていません。ダウンタウン・浜田雅功さんの冠番組でありながら、なぜ首都圏の地上波で流れないのか疑問に感じる視聴者も多いはずです。
その背景には、キー局と準キー局の編成方針の違いや、番組独自の制作スタンスが深く関係しています。
第一の理由は、TBSのタイムテーブルにおける編成枠の競合です。土曜の昼枠や深夜帯には、自社制作の生放送情報番組や別系列の全国ネット番組、ローカルスポンサー番組がすでにぎっしりと組まれており、他局制作のバラエティを差し込む枠の確保が難しいという現実があります。
第二の理由は、『ごぶごぶ』が持つ濃密な関西ローカル色と自由なロケスタイルです。もともと関西の街並みやディープなスポットを巡り、地元の人々とフラットに触れ合う空気感こそが番組最大の魅力。東京のキー局基準に合わせた無難な内容に丸めるのではなく、ローカル番組ならではの尖った企画や自由度を最優先に守り続けているからこそ、無理な全国ネット化を行わない方針が維持されています。