小川麻美の活躍は、特定の映像領域だけに収まらなかった。各種雑誌のグラビア、バラエティ番組へのゲスト出演、各種イベントへの登壇など、その活動領域は多岐にわたった。
当時はブロードバンド回線の普及とDVDメディアの全盛期が重なった時代である。メディア環境の変化にともない、ファンとの距離感も従来とは異なるものへと変化していた。彼女はイベントや握手会を通じてファンとの直接的なコミュニケーションを大切にし、多くの熱狂的な支持者を獲得していった。
ネット文化の黎明期における存在感
2000年代後半から2010年代初頭にかけては、インターネット上のコミュニティや電子掲示板が一般層へ浸透した時期でもある。オンライン上での口コミや議論は、タレントの評判を大きく左右する要因となった。
小川麻美に関する話題は頻繁にネット上で取り上げられ、その人気はデジタル空間を通じても拡散した。メディアミックスの潮流に乗ることで、単なる映像モデルの枠を超えた「時代の顔」として認知されるに至ったのである。