医学的には問題がないとしても、毎朝のスタイリングとなれば話は別だ。つむじが2つあると、根元の毛流が互いに引っ張り合い、トップが潰れたりパックリと分け目が割れて地肌が透けて見えたりするトラブルが起きやすい。この課題に対して、美容・ヘアケア業界のトップスタイリストたちは独自のブロー・セット技法を提唱している。
近年、YouTubeのヘアメイク解説動画で特に高い再生回数を誇るのが、「根元を濡らしてクロスドライする」テクニックだ。朝のスタイリング時、割れてしまう部分の根元を温水でしっかり濡らし、ドライヤーの温風を左右交互から当てながら、指の腹で頭皮を優しく擦るように乾かす。こうすることで毛根の生え癖が一時的にリセットされ、ふんわりとした自然な立ち上がりが実現する。仕上げにハードスプレーを指先につけ、つむじ同士の交差部分にピンポイントで馴染ませれば、一日中崩れないスタイルが完成する。