SNSやネット掲示板を分析すると、一般的なロックバンドのファン心理と、ゲスの極み乙女のファンが抱く認識の間には明らかな温度差が見られます。
一般的なバンドでは「メンバーの個人活動が増加=バンド崩壊の前兆」と捉えられがちです。そのため、久しぶりに名前を見かけた一般層が「まだやってるの?」「とっくに解散したと思っていた」と検索窓に打ち込むパターンが後を絶ちません。しかし、実際のライブ会場や公式コミュニティに足を運ぶ熱心なリスナーの間では、「4人がそれぞれの現場で吸収した経験値をゲスに持ち寄ってセッションするスタイルこそが醍醐味」として完全に定着しています。
ステージ上で見せるメンバー同士の軽妙な掛け合いや、即興性の高いインタープレイは、互いの距離感が適度に保たれているからこその余裕に満ちています。縛り合わない自立した関係性こそが、このバンドの寿命を飛躍的に伸ばしている要因です。