高速道路の事故率を激減させた「隠れた主役」の限界と進化——2026年、中央分離帯を巡る安全技術の最前線

高速道路の事故率を激減させた「隠れた主役」の限界と進化——2026年、中央分離帯を巡る安全技術の最前線

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かつて地方の高速道路や暫定2車線区間では、金属製のガードレールやラバーポールが仕切りとして使われていた。しかし、大型トラックや重量のあるEV(電気自動車)が衝突した際、勢いを抑えきれずに反対車線へ飛び出す危険性が長年指摘されてきた。

これに対し、国土交通省が近年強力に推進してきたのが、高張力鋼ワイヤーを用いた「ワイヤーロープ式中央分離帯」の導入である。支柱と柔軟性のあるワイヤーが衝突エネルギーをしなやかに吸収・分散し、車両を自車線側に押し戻す仕組みだ。

2026年時点の実績データでは、設置区間における車線逸脱による重大死亡事故がほぼゼロに近く抑えられている。狭小な道路幅でも施工可能で、施工コストや修復にかかる時間を劇的に削減できる点も、急速な普及の後押しとなっている。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。