80年代末期に巻き起こったトレンディドラマのブームの中で、高樹沙耶は都市生活を楽しむ洗練された女性のアイコンとして頭角を現した。スタイル抜群の衣装を身にまとい、恋愛や仕事に悩むリアルな日常を演じる姿は、当時の若者たちの憧れの的となった。
しかし、彼女の真価は単なる流行の枠にとどまらなかった。時代が2000年代へと移り変わると、サスペンスや本格警察ものへ活躍の場を広げ、落ち着いた大人の深みを感じさせる名演を連発。ジャンルを問わず作品の世界観に溶け込む柔軟性こそが、長年第一線で活躍し続けた最大の要因だろう。