高梨沙羅の体躯に対する称賛は、日本のファンの間だけに留まらない。欧州を中心とするウィンタースポーツ業界の専門メディアや国際ジャーナリストたちも、彼女のフィジカルの進化に強い関心を寄せている。
スキージャンプは、時速90キロを超えるアプローチから一気に空へと飛び出す強烈なGに耐えうる体幹が求められる。全日本スキー連盟の強化プログラムと連動しながら、彼女は長年パーソナルトレーニングを導入し、体幹の安定性と関節の可動域を高い次元で両立させてきた。海外の解説者は「小柄な体格を補って余りある柔軟な筋力バランスと、空中での姿勢制御力はまさに芸術の域」と評する。