ここで、串亭を訪れる前に知っておくべき「ストップ制の運用ルール」とネット上の誤解について整理しておきます。最大の盲点は、「ストップ」を申告してから実際に提供が止まるまでのタイムラグです。
職人は揚げるペースを計算し、常に2〜3本先まで油へ投入する準備を進めています。そのため、「もう限界までお腹がいっぱい」になってから「ストップ」と伝えると、すでに仕込みや油に入っている2〜3本がその後に届き、食べきれずに苦しい思いをすることになります。現場のベテランスタッフも推奨する賢い頼み方は、「腹八分目になった段階、あるいはあと2本ほど食べたいタイミングで事前にストップを告げる」ことです。このルールを知っているだけで、食事の快適さは劇的に向上します。
また、「おまかせは価格が不透明で怖い」という誤解がありますが、串亭では1本当たりの平均価格帯(概ね300円〜500円台中心)が明示されており、高級寿司のような天井知らずの時価請求になることはありません。本数を自己管理しながら食べ進めれば、極めて明朗かつ合理的に極上串を堪能できます。