高槻中学校が共学化へ舵を切った際、学校改革の大きなシンボルとなったのが制服の全面リニューアルでした。文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)やスーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校として先進教育を推進する同校において、新たな装いには「次世代を担う探究者としての知性と清潔感」が求められたのです。
制服の製造を手掛けたのは、学校制服大手の明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)。教員陣とメーカー開発チームが度重なる議論を重ね、従来の男子校特有の重厚なイメージを刷新しました。完成した高槻中学校制服デザインは、深みのある濃紺(ダークネイビー)のシングルブレザーを主軸に、知的なストライプネクタイ・リボンを配置した端正なヨーロピアントラッドです。
特に注目を集めたのが高槻中学女子制服の上品なシルエットです。清楚なチェック柄プリーツスカートは、派手さを抑えつつも光の当たり方で表情を変える絶妙な配色が施されています。「いかにもな制服感」を排し、品格ある私服ジャケットのように着こなせる仕上がりが、生徒本人のみならず保護者世代の美意識を捉えて離しません。
さらに時代の先陣を切って導入されたのが高槻中学校女子スラックスです。防寒対策や自転車通学、動きやすさを重視する女子生徒から圧倒的な歓迎を受けました。「スカートかスラックスかをその日の気候や活動に応じて自由に選べる」という柔軟性は、ジェンダー平等の観点からも教育関係者から高く評価されています。