二人の関係に決定的な変化が訪れたのは、長女・岡田結実のブレイクがきっかけだった。元々、岡田祐佳は結婚を機に芸能界を引退し、専業主婦として家庭を支えていた。岡田圭右自身も「家庭のことは表に出さない」「家族と同演はしない」という明確な美学を持っていた。松竹芸能の看板芸人として多忙を極めるなか、家では静かに過ごしたいという強い思いがあったとされる。
ところが、長女の結実が子役から本格的にバラエティ番組へ進出し、一躍人気者となったことで風向きが変わる。娘の活躍をバックアップする形で、元妻である祐佳も芸能活動を本格的に再開。かつて同じ事務所で活動していた実績もあり、テレビ番組やイベントへの出演オファーが相次いだ。家の中に静かなプライベート空間を求めていた岡田圭右と、表舞台への復帰を目指す祐佳との間で、生活リズムと価値観の擦れ違いが急速に広がっていったのである。
二人が選んだのは、いきなりの離婚ではなく「別居」という冷却期間だった。都内の自宅を出て一人暮らしを始めた岡田圭右は、自身の出演する『クイズ!脳ベルSHOW』(BSフジ)などのレギュラー番組を一切休むことなくこなしながら、静かに自らの人生と向き合った。しかし、一度離れた心の距離が埋まることはなく、最終的に話し合いの末、平成29年(2017年)末に離婚が成立した。