六本木や西麻布を中心とした港区のプライベートサロンや高級会員制クラブ。そこに集うのは、年収1000万超のハイキャリア層や、スタートアップで成功を収めた若手起業家、暗号資産で富を築いた投資家たちだ。彼らが求めているのは、単なる酒席の賑やかしだけではない。
成功者としてのトロフィーであり、同時に同業者に対するステータスの誇示でもある。だが、男性側の心理にも変化が生じている。長引く景気の不透明感や社会の視線の変化に伴い、単にお金を撒く「太客」から、よりシビアに相手を査定する選別思考へとシフトしているのだ。見返りを求めるプレッシャーは年々強まり、社交の場は華やかな宴から、無言の駆け引きが繰り広げられる「査定の場」へと変貌を遂げている。