本作の爆発的人気を決定づけたのが、第1部で描かれたフルアーマー・ガンダムとサイコ・ザクの激突です。デブリが高速で飛び交い、放電現象が吹き荒れるサンダーボルト宙域での戦闘は、従来のガンダム作品にはない極限の緊張感と泥臭いリアリズムを提示しました。
関節部をシーリング保護されたモビルスーツの構造や、推進剤・弾薬の残量をシビアに計算しながら戦うパイロットの描写は、兵器としての説得力を極限まで高めています。さらに、フリージャズをBGMに戦場を駆けるイオと、ノスタルジックなオールドポップスを聴きながらスコープを覗くダリルの対比は、演出面でも強烈なコントラストを生み出し、視聴者に深い爪痕を残しました。