第9世代の対戦環境初期においては、パオジアンやハバタクカミ、カイリューといった圧倒的なパワーを持つパラドックスポケモンや準伝説の台頭により、一時は採用率を落とす場面も見られました。しかし、環境が成熟した現在、ガブリアスは明確な強みを持ってトップランクに返り咲いています。
その最大の要因は、技「スケイルショット」の習得と持ち物「いかさまダイス」の登場です。連続攻撃技のヒット回数を4回以上に固定することで、威力100〜125のドラゴン技を放ちつつ、自身の素早さを1段階上昇させる動きが可能になりました。これにより、素早さ実数値169から1ランク上昇で実数値253に達し、ブーストエナジーを持たないほぼ全ての高速アタッカーを抜き去ることができます。
さらに、接触技を当ててきた相手のHPを1/8削るガブリアス特性さめはだと、相手のきあいのタスキやマルチスケイルを剥がすガブリアスステルスロックの相性の良さも再評価されています。環境に存在するタスキ持ちパオジアンやウーラオスに対し、物理接触ダメージの蓄積だけで致命傷を与えられる点が、他のドラゴンタイプにはない唯一無二の強みとなっています。