番組の目玉企画であるスペシャルドラマ『盲目のヨシノリ先生〜光を失って心が見えた〜』は、放送直前のキャスト変更という異例の事態に見舞われながらも、記録的な高視聴率と深い感動を呼んだ。両目の視力を失うという絶望の淵から、周囲の支えによって再び教師として立ち上がる主人公・新井淑則氏の半生を描いた本作において、加藤シゲアキの鬼気迫る演技は多くの観客の涙を誘った。
主人公を献身的に支える妻役を演じた波瑠の存在も、作品のリアリティと温かみを一段と引き上げた。急遽決まったカットの再撮影など、過酷なスケジュールの中での撮影だったにもかかわらず、演者たちは一切の妥協を許さずに役に向き合った。絶望から希望を見出す人間ドラマの力強さは、まさにこの番組が届けるべき本質を凝縮した名作として、今なお語り継がれている。