騒動が勃発した直後、関係者の間では目まぐるしい対応に追われていた。やす子が所属するソニー・ミュージックアーティスツ側は、タレント本人のメンタルケアを最優先としつつ、極めて慎重かつ冷静な姿勢を貫いた。過熱する世論に煽られることなく、事実関係の確認と当事者間の対話を重視する方針が取られたという。
一方で、テレビ局のプロデューサーや制作スタッフたちは対応に追われた。収録済みの番組の再編集、スポンサーへの説明、代替出演者の手配。制作現場のキーマンは当時をこう振り返る。「怒りというよりも、どうやって番組を穴埋めし、視聴者とスポンサーの信頼を守るかという焦燥感が現場を支配していた」。当事者同士の直接対面による謝罪が実施されたものの、社会的な波紋を打ち消すには時間を要した。