長襦袢を綺麗に畳むための最大のコツは、着物本体の「本だたみ」とは異なり、衿を合わせたら脇の縫い目でそのまま折るというシンプルな構造を理解することです。床や敷布の上に広げ、以下の4ステップで進めます。
ステップ1:衿先と裾を自分に向けて広げる
長襦袢の衿元を左手側、裾を右手側(または衿を奥、裾を手前)にして、前身頃を上にして平らに広げます。背縫いを中心にシワをサッと手で撫でて伸ばします。
ステップ2:下前・上前を重ねて脇線を合わせる
まず下前(右前身頃)を内側に倒し、その上に上前(左前身頃)を重ねます。衿元が綺麗な「V字」になるように整え、左右の脇の縫い目(脇線)をきっちり揃えます。
ステップ3:長襦袢袖の折り方(左右の袖を後身頃へ重ねる)
手前側の袖を持ち上げ、袖幅のラインで身頃の上に折り返します。続いて奥側の袖も同様に身頃の上に折り重ねます。袖丈が長い場合は、袖底を少し内側に折り返して身頃の幅に収めるのがポイントです。
ステップ4:丈を二つ折り(または三つ折り)にする
裾を持ち上げ、丈を半分に折ります。収納先のたとう紙や引き出しのサイズに合わせて、二つ折り、あるいはふんわりと三つ折りに仕上げます。折り目に強い圧力をかけず、ふっくら仕上げることで折りジワを防げます。
YouTubeなどの長襦袢たたみ方動画解説でも共通して強調されているのは、「手アイロン(手のひらでシワを外側へ払う動作)」を各工程で丁寧に入れる点です。これだけで仕上がりの美しさが劇的に変わります。