ローズマリー剪定で枯れる原因とは?木質化を防ぐプロの切り戻し術

ローズマリー剪定で枯れる原因とは?木質化を防ぐプロの切り戻し術

ローズマリー剪定で枯れる原因とは?木質化を防ぐプロの切り戻し術の重要なポイントについて、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

「伸びすぎたから根本近くまでバッサリ切ったら、新芽が出ずにそのまま枯れてしまった」——園芸相談窓口やネット掲示板で毎年繰り返されるこの悲劇には、植物生理学的な明確な理由が存在します。ローズマリーを剪定で枯らしてしまう決定的な原因は、木質化した枝に葉を一枚も残さず強剪定してしまうことです。

ローズマリーは年数が経つと、株元の茎が樹木のように硬く茶色に変色する「木質化」を起こします。これは植物が自重を支え、環境ストレスから身を守る自然な生長プロセスです。しかし、一般的な落葉樹とは異なり、ローズマリーの古い木質化部位には休眠芽(胴吹き芽)を生み出す形成層の活動が極めて弱いという特徴があります。光合成を行う緑の葉をすべて失った木質化の枝は、根から水分を吸い上げるポンプ機能を失い、そのまま不可逆的に枯死に至るのです。

日本種苗協会やハーブ専門農家の栽培指導データでも、「剪定箇所の直下に必ず元気な緑の葉を最低でも数枚残す」ことが鉄則とされています。茶色くなった部分から再生させたい場合でも、一度に切り詰めるのではなく、新芽の発生を確認しながら複数年かけて段階的に切り戻す必要があります。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。