学校選びにおいて、日々の生活を支えるインフラである通学環境は見過ごせない要素です。本校の富士特別支援学校スクールバスは、富士市および富士宮市の広い通学区域をカバーしており、複数の路線が運行されています。
保護者の声を取材すると、「バス停までの送迎は必要だが、添乗員や専門スタッフの手厚い配慮があり、安心して送り出せる」「朝夕のバス利用を通じて、集団マナーや順番を待つ習慣が身についた」といった評価が目立ちます。一方で、広域を巡回するため「登下校に片道40分から1時間程度かかるルートもあり、体力的な負担に配慮が必要」という現実的な指摘もあります。
対照的に、富士宮分校では将来の単独通勤を見据えて自力通学が原則です。身延線の電車利用や路線バス、自転車通学が求められるため、入学前から交通ルールやトラブル時の対処法を訓練しておくことが重要となります。通学方法ひとつを取っても、生徒に求められる自立度の基準が異なっているのが実情です。