美容外科や婦人科形成クリニックのウェブサイトに並ぶ小陰唇縮小術のビフォーアフターは、一見するとどれも美しく整っているように見えます。しかし、医療ジャーナリズムの視点から検証すると、写真の撮影時期やアングルによって見え方が大きく操作されているケースが散見されます。
最も注意深く観察すべきなのは、「撮影された時期」です。手術直後から術後1ヶ月程度の段階では、組織の内部に強い浮腫(むくみ)や硬結(しこり)が残っており、切除ラインの皮膚が硬く引き攣れて見えることがあります。真の仕上がりを評価できるのは、組織の創傷治癒プロセスが完了する術後3ヶ月から6ヶ月が経過した症例写真です。この時期になると皮膚の柔軟性が戻り、切除断端の赤みも消退して周囲の皮膚と自然に同化します。
また、小陰唇だけでなく、陰核(クリトリス)周辺を覆う余分な皮膚を除去する副皮切除の症例写真や、包皮の被りを整えるクリトリス包茎手術の経過写真を併せて確認することも重要です。小陰唇だけを小さく切除した結果、上部の副皮や陰核包皮のボリュームが相対的に浮き彫りになり、全体のバランスが崩れてしまうトラブルが後を絶ちません。優れた医師の症例写真は、小陰唇・副皮・大陰唇の境界線が滑らかなグラデーションを描いているかどうかが明確に分かります。