一般的なレシピで使用されるナツメグの分量は、料理全体で「少々(0.1g〜0.3g程度)」であり、1人あたりに換算すると極微量です。この範囲内であれば安全かつ風味豊かなスパイスとして機能します。しかし、明確なナツメグ摂取量の危険ラインを知らないまま使用すると、容易に中毒域へ達してしまいます。
医学論文や中毒事故の統計によると、ナツメグは何グラムで中毒を発症するのかという目安は「約5g以上」とされています。一般的な小瓶の粉末ナツメグ(約15g〜20g入り)であれば、3分の1から4分の1程度を一度に使うだけで中毒量に達してしまいます。生のナツメグの種子であれば、1〜2個を丸ごとすり潰して摂取する分量に相当します。
さらに10gを超える摂取になると重症化リスクが跳ね上がり、呼吸不全や循環虚脱のリスクが高まります。医学界で推計されているナツメグ中毒の致死量は「約20g〜25g以上(または種子2〜3個以上)」とされており、個人の体重や肝機能、耐性によってはこれより少ない量でも生命の危機に瀕する恐れがあります。