「少しの間だけトイレに行くから大丈夫」「同じ部屋で寝ているから気づくはず」。こうした過信が、過去の悲劇を生んできた。異常行動は、ほんの数十秒の隙に、信じられないほどの俊敏さで実行される。声をかけても反応せず、窓を開けてベランダから飛び降りようとする行動は、大人が力づくで止めなければ防げない。
そのため、家庭での対策は「見守り」といった心理的なものから、「物理的なロック」へと移行する必要がある。具体的には、2階以上の部屋の窓には補助錠を必ず取り付けること、ベランダに出るサッシの鍵は子供の手の届かない高い位置に設置すること、そして玄関の鍵もしっかりと施錠することが必須だ。これらは、感染が判明したその日から最低でも2日間は徹底しなければならない。