FDAの真骨頂は、大都市圏のメガハブ空港を回避し、地方都市同士を結ぶ路線図の緻密さにある。同社は現在、名古屋(小牧・県営名古屋空港)、富士山静岡空港、神戸空港の3拠点を軸に路線網を展開している。
とりわけ中京圏のビジネスパーソンから圧倒的な支持を集めるのが名古屋小牧発着便だ。名古屋市中心部(栄・名駅)から直行バスでわずか約20分〜30分という圧倒的な近さを誇り、保安検査場の通過から搭乗ゲートまでの移動距離も極めて短い。中部国際空港(セントレア)と比較して空港到着から搭乗までの所要時間を約40分以上削減できる計算となり、青森、花巻、山形、新潟、高知、福岡、熊本といった各地方都市へ最短時間で直行できる。
また、富士山静岡空港からは新千歳、出雲、福岡、鹿児島などへ直行便が就航し、神戸空港からも東北(青森・花巻)や信州(松本)、四国(高知)方面への便が設定されている。新幹線や長距離夜行バスでは半日以上を要するルートを、わずか60分〜90分のフライトで結ぶタイムパフォーマンスの高さは、移動コストに敏感な現代の旅行者にとって代えがたい選択肢となっている。