現地の動向で鍵を握るのが、メジャーリーグベースボール(MLB)のトップを務めるロブ・マンフレッドコミッショナーの発言だ。かつてMLBは現役メジャーリーガーの五輪参加に一貫して否定的な立場をとってきた。シーズンの中断による経済的損失と、移動や過密日程による選手の消耗を避けるためだ。
しかし、グローバル展開を加速させたいMLBにとって、五輪のプラットフォームは捨てがたい魅力を放つ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の世界的成功を経て、MLB幹部らの意識にも変化の兆しが見え始めている。短期間の日程調整案や、オーナー会議での規律緩和に向けた水面下の交渉が噂されるのはそのためだ。