スマートフォンの高画質カメラとSNSの普及により、消費者の「告発」は一瞬で日本中に広がる。店舗で料理に異物が混入していた際、その場で店員に伝えて済ませる時代は終わった。現代では、写真付きの投稿がX (旧Twitter)で拡散され、わずか数時間で数百万のインプレッションを獲得することも珍しくない。
さらに、SNSで爆発的な話題となった投稿は、大手メディアやYahoo!ニュースのトピックスとして取り上げられ、社会的な大事件へと拡大する。ネット上に拡散された情報は半永久的に残り、企業の検索ワードにネガティブな関連語が刻まれる。初期の軽率な一言や不誠実な接客が二次的な怒りを買い、企業ブランドそのものを破壊しかねないのだ。