庫内にこびりついた油汚れや嫌な臭いを一網打尽にする決定版テクニック、それが「重曹」と「クエン酸」を時間差で投入するスチーム洗浄法だ。ゴシゴシ擦る重労働は一切不要。熱と水蒸気の力で汚れをふやかし、化学的に中和させる。
最初に行うのは、弱アルカリ性の性質を持つ重曹を使ったアプローチだ。耐熱容器に水200mlと大さじ1杯の重曹をしっかり溶かし、ラップをかけずに電子レンジで5分間加熱する。加熱が終わっても決して扉を開けてはならない。そのまま15分ほど放置し、庫内全体に重曹のアルカリ蒸気を充満させるのが最大のポイントだ。蒸気が壁面や天井の油分や皮脂汚れを乳化させ、ドロドロに緩めてくれる。
時間が経過したら容器を取り出し、温まった重曹水を浸したキッチンペーパーやマイクロファイバークロスで汚れをサッと拭き取る。これだけで、黄色く固まっていた油膜が驚くほど軽やかに剥がれ落ちていく。
続いて投入するのが酸性のクエン酸だ。魚の生臭さやアンモニア臭、さらには水滴が固まった白いカルキ汚れはアルカリ性の性質を持っているため、重曹だけでは落としきれない。水200mlにクエン酸小さじ1〜2を溶かし、同様にレンジ加熱して15分蒸らす。仕上げに固く絞ったクロスで水拭きし、最後に乾拭きで水分を完全に拭き取れば、長年染み付いた悪臭も汚れも完全に一掃される。