奇跡的とも言える完全復活を遂げた後、彼女はスカウトをきっかけに芸能界入りを果たす。オーディションを次々と勝ち抜き、「オーディション荒らし」の異名を取るほどの実力を開花させた背景には、「一度失いかけた命だからこそ、全力で燃やし尽くしたい」という強い衝動があった。
役作りに対する妥協なき姿勢や、どんな難役にも正面からぶつかっていく度胸は、あの病室で過ごした時間があるからこそだ。「生きていること自体が奇跡」。その実感が、彼女の演技に嘘偽りのないリアリティと、観る者の心を揺さぶるエモーションを与えているのだ。