1990年代後半、『ビーチボーイズ』や『GTO』で日本中を席巻した旋風は、今なお語り継がれる伝説だ。当時の彼が放っていた野性味あふれるエネルギーと圧倒的なビジュアルは、当時の若者文化そのものを牽引していたと言っても過言ではない。
しかし、彼は「時代のアイコン」という過去の栄光に固執しなかった。30代、40代と年齢を重ねる中で、刑事ドラマの金字塔『相棒』シリーズで見せた聡明かつ情熱的な相棒役など、着実に演技の幅を拡大。カリスマ的な人気に頼るのではなく、作品の土台を支える確かな演技力を磨き上げたことで、息の長いトップ俳優としての地位を決定づけたのだ。