ファミマ入店音の楽譜をドレミ解説!実は専用曲じゃない意外な真相

ファミマ入店音の楽譜をドレミ解説!実は専用曲じゃない意外な真相

ファミマ入店音の楽譜をドレミ解説!実は専用曲じゃない意外な真相を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。

では、この普遍的な名曲を一体誰が生み出したのでしょうか。ファミマ入店音の作曲者は稲田康(いなだ・やすし)氏です。

稲田氏はクラシックや現代音楽、合唱曲や邦楽器を取り入れた管弦楽作品などを手掛けた本格派の作曲家・指揮者です。1970年代後半、松下電工から「従来のブザー音や『ピンポーン』という単純な音に代わる、耳に優しく上品な電子ドアチャイムを作ってほしい」というオファーを受け、住宅設備用のメロディを複数書き下ろしました。

当時開発中だったICチップの限られた容量と、発音できる同時発音数の制約のなかで、稲田氏は「家庭に帰ってきた家族を温かく迎え入れ、来客にも不快感を与えない響き」を徹底的に追求しました。そこで導き出されたのが、明るく開放感のあるニ長調の分散和音をベースにした軽やかな旋律でした。

後年、バラエティ番組などで「自分が作った住宅用チャイムが、いつの間にか全国のファミマの音として社会現象になっている」と知った稲田氏自身も、その広がり方に大変驚いたと回想しています。生活空間に溶け込む音として計算し尽くされた機能美があったからこそ、何万回聴いても飽きない奇跡的なメロディとして定着しました。

中島 亮太
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中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。