柴田恭兵が「痩せすぎ」と見なされやすい構造的な要因として、盟友・舘ひろしとのビジュアル対比を外すことはできません。
『あぶない刑事』の黄金コンビにおいて、舘ひろしが演じるタカ(鷹山敏樹)は、重厚感、広い肩幅、威風堂々とした立ち姿で「静のダンディズム」を体現しています。一方、柴田恭兵が演じるユージ(大下勇次)は、しなやかな身のこなし、軽妙なステップ、風を切る疾走で「動の格好良さ」を象徴してきました。
近年の共演シーンや合同記者会見を観察すると、恰幅が良く体躯の厚みを保っている舘ひろしの隣に並ぶことで、柴田恭兵の骨格の細さやウエストの絞り込みが対比効果(コントラスト効果)によって何倍も強調されて映ります。単体で見れば「洗練された細身のシニア」であるにもかかわらず、バディとしての絵面が完成されているがゆえに、視覚的なスリムさが「激痩せ」として認知されやすいのです。