「耳たぶのシワと心臓病」という組み合わせは一見すると民間伝承のように聞こえるかもしれませんが、国内外の数多くの臨床研究でその相関性が実証されています。
心臓に酸素と栄養を送る冠動脈の動脈硬化が進んでいる患者を対象にした調査では、冠動脈疾患を持つ人の約6〜7割にフランク徴候が認められたというデータが存在します。耳たぶの血管が硬化して縮んでいる状態は、心臓の血管(冠動脈)や脳の血管でも同様の硬化が進行している可能性を強く示唆しているのです。
冠動脈が詰まれば急性心筋梗塞や狭心症を引き起こし、脳の血管が詰まれば脳梗塞を発症します。どちらも突然死や重い後遺症につながるリスクを孕んでおり、耳たぶのシワは「無症状のまま進行する血管障害が外見に現れたアラート」として捉える必要があります。