夜の別府でいま最も勢いのあるムーブメント、それが「温泉の後の締めパフェ」だ。かつて北海道・札幌から全国に広がった締めパフェ文化が、ここ別府では独自の温泉スパイスをまとって花開いている。旬の大分県産フルーツをふんだんに使った贅沢な層を重ねるパフェに加え、地熱の蒸気でじっくり蒸し上げた特製カスタードプリンや地熱蒸しブラウニーなど、この土地ならではのアプローチが光る。
「熱い温泉で汗を流した後に食べる、冷たくて甘さ控えめのパフェは格別です」。あるカフェのオーナーはそう語る。濃厚なミルクジェラートにビターなエスプレッソを回しかけたアフォガートや、甘酸っぱいカボスを使った夜限定ソルベなど、湯上がりの火照りを心地よく鎮めてくれるメニューが夜な夜な訪れる客の胃袋と心を掴んでいる。