演技終了直後から、世界各国の有力メディアは順位やメダルの有無とは無関係に、浅田真央さんのフリー演技を一斉にトップニュースで報じました。なぜこれほどまでに海外メディアの評価が高かったのか、その理由は「逆境に屈しないスポーツマンシップの極致」がそこにあったからです。
米紙『ニューヨーク・タイムズ』は「メダルを逃しても、彼女は人々の記憶に永遠に残る演技を成し遂げた」と評し、『ワシントン・ポスト』も「今大会で最も胸を打つ復活劇」と大々的に報道。フランスの名門スポーツ紙『レキップ』も「これぞオリンピックの真髄」と最大級のリスペクトを寄せました。採点競技特有の数字やメダルの色を超え、人間の内なる強さと美しさを氷上で体現した姿が、国境を越えてジャーナリストたちの心を揺さぶったのです。