数万人規模のアリーナやスタジアムを沸かせる北川悠仁だが、一歩ステージを降りれば、驚くほど気さくで温厚な素顔を見せる。ライブ直前の楽屋では、入念なストレッチや発声練習を欠かさず、スタッフ一人ひとりと笑顔で言葉を交わす姿が印象的だ。制作やツアーが重なる過密スケジュールの中でも、周囲への感謝と配慮を忘れない。
「根底にあるのは人間が好きだという気持ち」と北川は笑う。プライベートではアート鑑賞や日常のふとした出来事からアイデアを採集し、常にノートをメモでいっぱいにしているという。過剰な飾り気を嫌い、人間味あふれる泥臭さを大切にするからこそ、彼の作る言葉は人々の心にまっすぐ届くのだろう。