車の基本性能である「走る・曲がる・止まる」を直接コントロールしているのが、タイヤの内側や車体底部に位置する足回り・下回りパーツ群です。目に見えにくい部分ですが、異音や振動のトラブル原因の多くがここに潜んでいます。
路面からの衝撃を和らげるサスペンションは、スプリング(ばね)とオイルの抵抗で揺れを抑えるショックアブソーバー(ダンパー)、車輪を支える「ロアアーム」などで構成されます。車両の減速を担うブレーキシステムでは、回転する金属板である「ブレーキローター(ディスク)」を、摩擦材であるブレーキパッドが油圧作動の「ブレーキキャリパー」によって挟み込むことで制動力を生み出します。
車体の下回りを覗くと、エンジンの動力を車輪へ伝えるドライブシャフト、排気ガスを浄化し消音して車外へ排出するエキゾーストパイプおよびマフラー(消音器)、走行安定性を高める「スタビライザー」などが配置されています。これらの金属・ゴム製パーツは経年劣化や路面の飛び石、融雪剤による塩害の影響を強く受けます。