「果報者」は、使い方次第で話し手の人格や知性を如実に物語る言葉です。主な使用シチュエーションは「他者への温かい褒め言葉」と「自分を低く置きつつ周囲に謝意を示す自己言及」の2パターンに大別されます。
パターン1:他者を称賛・祝福する褒め言葉
相手の恵まれた人間関係や家族、伴侶、弟子などを称える際に使うと、相手だけでなくその周囲の存在をも全肯定する洗練された賛辞になります。
- 「これほど優秀で熱意ある後輩たちに慕われているのだから、部長は本当に果報者ですね」
- 「温かいご家族とご友人に祝福され、新郎新婦はまさに果報者でいらっしゃいます」
パターン2:自身の境遇への感謝(へりくだりの表現)
昇進の挨拶や結婚式のスピーチ、退職の辞などで、自分の力ではなく「支えてくれた周囲のおかげ」と伝えたいときに極めて有効です。
- 「未熟な私が本日を迎えられましたのも、皆様の温かいご指導があったからこそです。私はつくづく果報者だと痛感しております」
- 「創業以来、素晴らしい顧客と社員に恵まれ、経営者としてこれ以上の果報者はおりません」