最も深刻な事態は、ハローワークで再発行手続きを行おうとした際、窓口で「該当するデータが見当たりません」と告げられるパターンです。これは、会社が雇用保険の加入手続きを怠っていた可能性(未加入問題)を示唆しています。
万が一、未加入の疑いが生じた場合、ハローワークの適用課窓口で「雇用保険被保険者資格取得届の提出確認(未加入確認)」の調査を依頼することができます。調査にあたっては、以下の客観的証拠を提示することが極めて重要です。
- 雇用契約書・労働条件通知書:週の所定労働時間が20時間以上であることの証明。
- 給料明細書:給与から「雇用保険料」が控除(天引き)されていた記録。
- 出勤簿・タイムカードの写し:実際に基準を超えて勤務していた実態の証明。
法律上、雇用保険の加入手続きは過去に遡って行うこと(遡及加入)が認められています。通常は過去2年分までしか遡及できませんが、給与明細で雇用保険料が天引きされていた事実が確認できる場合に限り、2年を超えて過去に遡って加入資格を回復できる特例措置が適用されます。これにより、失業手当の受給資格期間や将来の教育訓練給付金の受給資格が保護されます。