映画での評価を確立した彼女は、日本のテレビドラマ界でも欠かせない重鎮として確固たる地位を築いていく。サスペンスドラマの女王として数々の2時間ドラマで主演を務めたほか、本格的な時代劇においても、凛とした立ち姿と情感豊かな台詞運びで視聴者を魅了し続けた。
長年にわたり大手芸能事務所であるオスカープロモーションに所属し、後進の育成や事務所の看板としても貢献したが、その後フリーランスとして独立。組織の後ろ盾に頼ることなく、自身の直感と演技への情熱を最優先にする選択は、彼女らしい挑戦の姿勢を示している。
年齢を重ねるごとに増していく円熟味。単なる「元ヒロイン」に留まらず、人間の複雑な業や優しさを立体的に演じ分けられる稀有なバイプレイヤーとしても、制作陣から絶大な信頼を寄せられている。