キャップを洗う際に最も多い失敗が、Tシャツなどと一緒に洗濯機へ放り込んで標準コースで回してしまうケースです。キャップの構造は一般的な衣類と異なり、フロントパネルの保形芯やつば(バイザー)内部の芯材によって立体的なシルエットが維持されています。強い水流や遠心力が加わると、内部の芯材が折れ曲がったり、繊維が収縮して元の形に戻らなくなってしまいます。
特に注意すべきNG習慣として以下の3点が挙げられます。
- 洗濯機での強力脱水・乾燥機(タンブラー乾燥)の使用:熱と遠心力で生地が縮み、つば芯が回復不能なレベルで歪みます。
- お湯(40℃以上)による高温洗浄:熱によって接着芯の剥がれや、濃色コットンの色落ち・色あせが急激に進行します。
- 洗濯表示(ケアラベル)の未確認:古いヴィンテージキャップや一部のブランド製品には、つば芯に「厚紙(ペーパー芯)」が使われている場合があり、水に浸けると芯が完全に崩壊します。
近年製造されているキャップの多くはプラスチック芯を採用していますが、まずは内側のタグを確認し、水洗い可能かどうかを見極めることがトラブル回避の第一歩です。