近年の食品・料理メディア産業を観察すると、混ぜご飯の進化速度は凄まじい。国内最大級のレシピ検索プラットフォームクックパッドの検索動向や、短尺動画で爆発的なリーチを誇るクラシルのヒットコンテンツでは、従来の「甘辛く煮た根菜」という固定観念を打ち破るアイデアが次々と生まれている。
人気料理番組男子ごはんが提案するような、スパイスや柑橘、香草を大胆に効かせたアレンジがその代表格だ。カリカリに炒めた豚ひき肉にクミンと黒胡椒を利かせ、レモンの果皮とともに白飯へ混ぜ込む多国籍風の仕立てや、焦がしバター醤油でソテーした舞茸とフレッシュな大葉を合わせるスタイルなど、パンチのある香りと食感のコントラストを楽しむ構成が新たな定番として定着している。