ゴールデンウィークの祝日、家族連れや若者たちでごった返す園内に突如として響き渡ったのは、金属が擦れ合う異音と凄まじい衝撃音でした。事故を起こした「風神雷神II」は、レール上を立った状態で滑走するスリル満点のスチール製コースターとして、同園屈指の人気アトラクションでした。
エキスポランド事故の死亡事故経緯を時系列で辿ると、午後12時48分頃、定員24名を乗せたコースターが最高地点から滑走を開始。コース終盤のカーブを抜けた直後、6両編成のうちの前から2両目・左側車輪の車軸が突如として破断しました。支えを失った2両目は左側に約45度傾斜し、コース脇に設置されていた点検・避難用通路の鋼製手すりに激しく接触しながら滑走を続けました。
この衝撃により、2両目の左側立ち乗り席にいた当時19歳の女性会社員の手すりへの衝突が直撃し、頭部強打により即死状態となりました。付近にいた来場者の目撃証言では、「ものすごい火花と爆音が響き、コースターが大きく傾いて手すりを削りながら進んでいた」「悲鳴の後に血だらけの光景が広がり、まさに地獄絵図だった」と語られており、歓楽街が一瞬にして阿鼻叫喚の惨劇へと変貌した瞬間でした。