2026年に開設され、国民的人気チャンネルへと成長したYouTube「エガちゃんねる」。多くのファンが「動画でもあの『スリル』が聴けるのではないか」と期待しましたが、初期の配信では原曲が流れない仕様になっていました。
その背景には、YouTubeプラットフォーム特有の著作権および原盤権のクリアランス問題が存在します。楽曲の著作権(JASRAC管理等)はカバー演奏やBGMとして利用できても、レコード会社が保有する「布袋寅泰本人の音源(原盤)」をそのまま配信動画で流す場合、莫大な原盤使用料の発生や収益化の制限といったハードルが生じるためです。
そこで「エガちゃんねる」制作陣は、布袋のサウンドを彷彿とさせるハイテンションなオリジナルギターBGMを採用。さらにチャンネル登録者数の増加に伴い、視聴者(あたおか)に向けたオリジナルテーマソングやエンディング曲を制作するなど、YouTubeならではの新しい音楽カルチャーを確立させました。権利の壁を逆手に取り、独自のエンターテインメントへと昇華させた手腕は見事というほかありません。