表千家という巨大な文化活動を力強く支えるのが、二つの主要組織だ。一つは、歴史的建造物や茶道具などの文化財を保存・管理し、茶道文化の調査研究を行う一般財団法人表千家不審庵である。ここはまさに、伝統の「本拠地」であり精神的支柱だ。
もう一つが、全国および海外の門下生をネットワークで繋ぐ表千家同門会である。同門会は会員相互の親睦を図るだけでなく、機関誌の発行や講習会の企画運営を通じて、文化としての拡がりを担う。内宗匠たちが発信する正しい茶の心が、この同門会という組織網を通じて世界中の愛好家へ届く仕組みが整えられている。