顎変形症の手術費用総額は?保険適用で自己負担を抑える最新全貌

顎変形症の手術費用総額は?保険適用で自己負担を抑える最新全貌

顎変形症の手術費用総額は?保険適用で自己負担を抑える最新全貌についての最新情報をご紹介します。

顎変形症の手術は、顎の骨のどの部位をどれだけ移動させるかによって術式が分かれます。これによって手術の難易度、出血量、入院期間、そして医療点数(費用)が変動します。

代表的な術式は、下顎のみを移動させる「下顎枝矢状分割術(SSRO)」、または下顎枝垂直骨切り術(IVRO)です。下顎前突(受け口)で下顎のみに問題があるケースに適用されます。一方、顔面の非対称が強い場合や、上顎骨の傾き・後退・垂直方向の不全を伴う場合は、上顎を水平に骨切りして位置を補正する「ルフォーI型骨切り術(Le Fort I)」とSSROを同時に施行する「上下両顎同時手術(2-jaw surgery)」が選択されます。

下顎枝矢状分割術とルフォーI型の費用を比較すると、保険診療の点数としては上下両顎手術の方が約1.5倍から2倍高くなりますが、前述の高額療養費制度が適用されるため、患者が最終的に支払う窓口負担額の差は数万円程度に収まるケースがほとんどです。

大きく異なるのは入院期間と身体的負担です。下顎単独の手術であれば入院期間は通常7日〜10日間程度で退院可能ですが、上下両顎手術の場合は術後の気道狭窄リスクや出血の管理がシビアになるため、10日〜14日間前後の入院を要することが多くなります。入院期間が延びれば、その分の食事代や日用品代、休職による逸失利益が膨らむ点に留意してください。

また、手術から約1年後には、骨を固定したチタン製プレートを除去する「プレート抜去術」が行われます。これも保険適用となり、2泊3日程度の短期入院で費用は5万〜10万円前後です。プレート除去までを含めて、外科的治療のサイクルが完結します。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。