Q1:サムスカを服用し続ければ、すでにある腎臓の嚢胞は完全に消えますか?
A1:残念ながら嚢胞を完全に消滅させることはできません。サムスカの主な役割は「嚢胞が新しく増えること」および「既存の嚢胞が急速に大きくなること」をブレーキのように抑え、腎機能の低下を遅らせる点にあります。ただし、嚢胞内の液体分泌が抑えられることで、緊満感が和らぎ腹囲がわずかに減少するケースは報告されています。
Q2:親が多発性嚢胞腎の場合、子どもは必ず発症してしまいますか?
A2:必ず発症するわけではありません。ADPKDの遺伝確率は50%であり、遺伝子を受け継がなかった子どもは生涯発症せず、その次世代へ遺伝することもありません。将来的な受診や遺伝カウンセリングについては、遺伝診療科などの専門外来で適切な支援を受けることができます。
Q3:日常生活で運動制限や仕事を辞める必要はありますか?
A3:原則として日常生活を極端に制限する必要はありません。ウォーキングなどの有酸素運動は血圧管理にも有効です。ただし、腎臓が大きく腫大している場合、ラグビーや格闘技などの激しいコンタクトスポーツは嚢胞破裂のリスクがあるため避ける必要があります。仕事もオフィスワークを中心に継続している患者が大多数です。